機能性だけにとどまらない矜持
文:イェンス・コッホ(ドイツ版クロノス編集者)/写真:金沢文春/翻訳:市川章子
計測上の必然から生まれたフライバックは実用的な機能でありながら、瞬時に飛んで戻る鮮やかな針の動きなど、舞台鑑賞のような見た目の楽しさも持つ。丁寧な仕上げと高度な技術の融合は、我々にどのような「名舞台」を見せてくれるのか。
ゴールドは栄光の証
文:イェンス・コッホ(ドイツ版クロノス編集者)/写真:ニコラウス・シェルツェル/翻訳:市川章子
ロレックスの中でも人気の高いGMTマスターIIは、昨年2005年に登場50周年を迎えた。グリーンダイアルの記念モデルは、自社製造のヒゲゼンマイを搭載。各所の機能が向上した、真の改良型モデルとして登場した。
長年愛顧されているブランドイメージ
文:ヴィトルト・A・ミヒャルツィク/写真:金沢文春/翻訳:市川章子
クロノスイスの記念すべき第一号モデル「レギュレーター」は、登場から早くも19年が経過した。ブランドの古株として今なお愛されるその風貌は、古典的な雰囲気に包まれている。
ドイツのまじめなダイバーズ
文:イェンス・コッホ(ドイツ版クロノス編集者)/写真:ニック・シュレルツェル/翻訳:市川章子
長らく待ちかねた、ドイツ初の自社キャリバー搭載ダイバーズウォッチがついに登場した。グラスヒュッテ・オリジナルのニューライン「スポーツエボリューション」は、水際に上がったばかりの爽やかな表情を見せている。
ラグジュアリーの本質とは
文:リュディガー・ブーハー(ドイツ版クロノス編集長)/写真:imagina/翻訳:市川章子
ドラマティックなエピソードを数多く持ち、コンプリケーションを得意とするA.ランゲ&ゾーネだが、実はクロノグラフモデルはまだわずか。銘機ダトグラフの弟格にあたる1815クロノグラフはクラシカルな雰囲気が漂うが、尖鋭的な機構を内部に抱えている。
飛行家のための世界観
文:イェンス・コッホ/写真:imagina/翻訳:市川章子
半世紀以上にわたってパイロットや航空ファンから厚い信頼を寄せられているナビタイマーに、セカンドタイムゾーンを持つ実用的なバリエーションが加わった。歴代のモデルの中でも最大級となるサイズには、現実的な利点も備わっている。
スポーティなアラーム時計
文:イェンス・コッホ/写真:imagina、金沢文春/翻訳:市川章子
自分の好きな時刻にアラームを鳴らす。この優雅かつ実用的な機能を持つ時計に、“スポーティ”という新しいテイストを加えたのが、ジャガー・ルクルトのAMVOX1アラームだ。そのデザイン性、伝統を踏襲した機能性を検証しよう。
実用アラームの心意気
文:イェンス・コッホ/写真:imagina,金沢文春/翻訳:市川章子
時計師の熱意により、現在では実に多彩な機能を持つ腕時計。しかし、付加されていれば便利な機能でも、価格が現実的な範疇を超えてしまったら、選択肢の俎上には載せられない。アラームウォッチの第一人者として知られつつも現実的な価格を提示するヴァルカン・アビエーター GMT、その出来を探る。
クルマ×時計のひとつの提案
世の中にクルマのブランドネームを冠した腕時計は数あるが、デザインイメージを統一させた時計はそう多くはない。筆記具や喫煙用具など数々のプロダクツを持つポルシェデザインが、時計ではどのようなコンセプトを持って、ポルシェを体現したのか。その細やかなディテールに注目したい。
“その他大勢”とは一線を画すために
文:アレクサンダー・リンツ/写真:クリスティアン・シェルク/翻訳:市川章子
「流行しているから」というだけでリリースされる大型ケースは、数多のモデルが流通している市場ではもはや見向きもされない。そんな没個性の傾向にあってなお、燦然と輝く存在感を示したグラントゥーリズモXL。その魅力を支えているのは細部まで手を抜かない仕上げと、信頼性の高い中身にあった。
イタリア発、42ミリの新テイスト。
文:ヴィトルト・A・ミヒャルツィク/写真:imagina/翻訳:市川章子
大型腕時計の潮流は言うまでもなくパネライが火付け役だ。そのパネライが2004年に発表したラジオミール GMTはエレガントさという妙味と信頼できる精度を持って市場に登場した。ブームに乗っただけのモデルとは一線を画すこのモデルの素性の良さを見てみよう。
コードネームは「249」
改良は成長の軌跡を物語る。ヴァシュロン・コンスタンタンの70年代モデルの中で、いまやコレクターのマストアイテムとなっている通称「222」は、27年の歳月を経た2004年、「249」にバージョンアップした。21世紀の新モデルはどのような点が向上したのだろうか。
アッパー・ミドルクラスの成長。
文:ヴィトルト・A・ミヒャルツィク/写真:ロベルト・ラライア 金沢文春/翻訳:市川章子
昨年、モーリス・ラクロアのミドルクラスライン、ポントスに先鋭的なクロノグラフモデルが加わった。考え抜かれたスタイリッシュなプッシュボタンは、従来の典型的なボタンとの違いを明確に主張する、ミドルクラスウォッチのイメージアップにひと役買うことが出来るのだろうか。
進化を続ける先駆者の威信。
文:イェンス・コッホ/写真:imagina/翻訳:市川章子
シードゥエラーは1954年に発表されたサブマリーナーの、プロ仕様のバリエーションとして1971年に登場した。ダイバーズウォッチにおいて今やクラシックとさえいえるシードゥエラーは、モダンな他社モデルに比べ、どのような差異を持つのか。
画期的な24時間表示の方法論。
文:ヴィトルト・A・ミヒャルツィク/写真:ロベルト・ラライア/翻訳:市川章子
ひとつの文字盤上で、24時間を分かりやすく表現する。クロノスイスがタイムマスターの新作で取り組んだ問題は、実用性を徹底追求した結果、逆説的に奇抜な外観を持つに至った。一見すると奇をてらったように見えるそのデザインに潜んだ、機能性に対する真摯な姿勢を詳らかにしよう。
由緒正しき大型キャリバー。
文:イェンス・コッホ/写真:Imagina、金沢文春/翻訳:市川章子
大型ウォッチの人気はいまだ衰えを見せない。しかし大多数のムーブメントは小さく、ケースとの大きさが揃っていないのが実情だ。腕時計の先祖たる懐中時計のムーブメントを搭載した「大型本格派」は古典のゆかしさを、どのように現代に表現しているのだろうか。
厳かに時は流れ。
文:リュディガー・ブーハー/写真:Imasina/翻訳:市川章子
機械式時計の動力伝達を司るゼンマイの巻き上げ機構には、数多の時計師やメーカーの独自性が発揮される。素早い巻き上げと、部品の磨耗に配慮したグラスヒュッテ・オリジナル初の自動巻きクロノグラフムーブメント。その構造と実力にメスを入れる。
名門スポーツウォッチメーカーの新たなる決意
文:アレクサンダー・リンツ/写真:クリスティアン・シェルク/翻訳:市川章子
フェラーリとのコラボレーションを終了したジラール・ペルゴは、今や自身のアイデンティティをスポーツウォッチの分野に築き上げる時を迎えた。これからは自社のブランドロゴのみを前面に押し出しての展開となる。ロレアートEVO3は、今後の方向性を賭した重要な第一歩なのである。
大型化への邁進。
文:イェンス・コッホ/写真:Imagina/翻訳:市川章子
確固たる存在感を主張する大型ケースの採用。ここしばらく続いた腕時計の潮流は、デザイン的なバランスを考えると必ずしも全てが成功しているとは限らない。複雑な表示を必要としないからこそ、丁寧な仕上げが求められる三針モデル。ロイヤルオークの実力やいかに。